車椅子で岐阜の絶景を!
岐阜県には、車椅子で行ける展望台など、絶景を満喫するスポットが増えてきました。
車椅子で大自然を満喫したい!そんな思いを大切にしたいから、車椅子の人も介助の人も一緒に楽しめるスポットをピックアップしました。
新穂高ロープウェイ 山頂『頂の森』
ブーメラン上に張り出したデッキから望む3000m級の山々に感動!
※メンテナンスによる運休のお知らせ
第1ロープウェイ(新穂高温泉駅~鍋平高原駅)2024年5月7日(火)~7月11日(木)まで運休
第2ロープウェイ(しらかば平駅~西穂高口駅)2024年5月7日(火)~7月31日(水)まで運休
日本で唯一の二階建てゴンドラで、新穂高温泉口から一気に標高2,156mの西穂高口駅へと結ぶ新穂高ロープウェイ。
この山頂駅では、四季を通じて北アルプスの雄大な山々が360度の大パノラマで広がります。
山頂エリアの千石園地に『頂の森』にある、ブーメラン状に張り出した展望デッキ「槍の回廊」があります。
目の前に広がる槍・穂高連峰の眺望は圧巻です。
「槍の回廊」までのルートは、車椅子で行けるように整備されていますので、ぜひデッキから見渡す限りの雄大な自然の絶景をお楽しみください。
※『頂の森』は各エリアを結ぶルートが一部砂利道になっているので、介護の方が車椅子を押す際、少し力が要ります。
『頂の森』では、自然に囲まれた憩いのテラスでのんびりすごしたり、鳥のさえずりや木々の香りを感じながらテーブルベンチで食事を楽しんだり、五感で自然を体験しながら思い思いの過ごし方ができます。
白川郷展望台デッキ(白山白川郷ホワイトロード)
目の前に広がる白川郷、バリアフリーの絶景展望台!
世界遺産白川郷から石川県白山市までの、全長33.3kmの有料山岳道路「白山白川郷ホワイトロード」。
冬季は閉鎖されますが、新緑や紅葉のシーズンの絶景ドライブは人気です。
このホワイトロードロードに、2022年10月に「白川郷展望台」がオープン!
展望台の木製デッキまでは、車椅子で行けるように歩道(スロープ)が整備され、眼下に広がる白川郷やはるか立山連峰も望めます。
スロープは、道路の勾配6%に沿って平行にあり350mでデッキに到着します。
また、白川郷展望台オープンに先駆けて「雲海処 蓮如茶屋」がバリアフリーになってリニューアルオープンしています。
展望台駐車場の多目的トイレに介護用ベッドを設置したり、各所のトイレにも多目的トイレ増設中です。
「白川郷展望台」は、全てにバリアフリー化を進め、車イスや高齢者の方でも気軽に展望台デッキへ行ける設計がされています。
目の前に広が絶景をもとめて天空の展望台までドライブしてみませんか。
岐阜関ケ原古戦場記念館
眼下に360度広がるの合戦地。古の武将の思いとシンクロ!
天下分け目の合戦、関ケ原の戦いが繰り広げられた地に建てられた「岐阜関ケ原古戦場記念館」。
シアターや展示室等では、関ケ原の戦いにいたるまでの流れとその規模を臨場感たっぷりに体験できます。
車椅子の方は、コンシェルジュが案内してくれるので、グラウンド・ビジョンからシアターへの移動もスムーズです。
5階には、360度ガラス張りの展望室。ここから一望できる関ケ原の町には、各武将の陣跡の「のぼり旗」も見えます。
それぞれの武将にまつわる物語を重ねて当時の思いを感じてみてください。
長良川うかいミュージアム
岐阜市の宝物、清流長良川と金華山を一望
清流・長良川で、1300年以上の歴史をもつ皇室御用の鵜飼。
この自然の恵みと共生を大切に今日まで受け継がれてきた「長良川の鵜飼」の価値を紹介・発信する場として「長良川うかいミュージアム」は誕生しました 。
展示スペースは、実際に鵜飼漁で使われる用具などの実物資料や、漁や暮らしの現場を感じさせる映像・写真資料など展示室には、鵜飼の魅力を伝える様々な工夫がいっぱいです。
館内は、車椅子で自由に動けるバリアフリーになっています。2階の無料ラウンジでは、全面ガラスの向こうに広がる金華山と長良川の美しい景観を楽しめます。
金華山の岐阜城、たゆまなく流れる長良川、かつて信長も愛したこの情景をゆったり眺めてみませんか。
旅のメモ
「ふらっと旅ぎふ」 ふらっと、気の向くままに、旅にでたくなる岐阜のバリアフリー観光のススメ
岐阜県への旅行をお考えの際に、旅行をする上で何らかの不安や支障がある人にとって、観光地のバリアを明らかにすることで安心して岐阜県を訪れ旅行を楽しんでもらえるよう、バリアフリー状況やおすすめの観光ポイントを紹介しています。
実際に現地に行って調査・取材したレポートを見ることができますので、こちらもご覧いただき、ふらっと岐阜の旅に出かけてみませんか?