【教育旅行/1泊2日】歴史や伝統産業を通してSDGsを学ぶ(岐阜エリア)
- 所要時間
- 1泊2日
- 交通手段
- バス
伝統文化、匠の技などの「有形・無形文化遺産の保護・保全」、自然との共生、岐阜県出身の杉原千畝氏”命のビザ”に見る「性別・国籍・宗教など人や国による不平等の解消」、世界農業遺産「清流長良川の鮎」に代表される「生態系の保全や持続的な利用」などの取り組みは、岐阜県民にとっては暮らしの中に根付いており、サステイナブル・ツーリズムとして、まさにSDGsを目指す時代を先取りするものです。
こうしたサステイナブルな岐阜県の魅力を、未来につながる新しい暮らし方への提言や知恵、学習体験として感じ取っていただけます。
岐阜市周辺の美濃エリアで、鵜飼や関の刃物、美濃和紙、関ケ原古戦場など、クラスや班ごとに歴史や伝統産業を体験し、持続可能な取り組みを学習するプランを組み立てることが可能です。
岐阜城
斎藤道三公・織田信長公の居城
金華山(きんかざん)山頂に位置し、岩山の上にそびえる岐阜城は、難攻不落の城としても知られ『美濃を制すものは天下を制す』と言われるほどでした。
戦国時代には小説「国盗り物語」の主人公である斎藤道三の居城でもありました。その後、織田信長がこの城を攻略、城主となり、地名を「岐阜」に、「稲葉山城」を「岐阜城」に改めたといわれています。
しかし、慶長5年(1600年)8月、関ヶ原の戦いの前哨戦の際、織田信長の孫・秀信が西軍に味方したため、東軍に攻め入られ、激戦の末落城。東軍総大将の徳川家康は、9月1日に江戸を出発し、関ヶ原の戦い前々日の9月13日岐阜城に宿泊しています。
現在の城は、昭和31年に復興され、鉄筋コンクリート造り3層4階構造で、岐阜市のシンボルとなっています。
城内は史料展示室、楼上は展望台として多くの人に親しまれています。
山頂駅まで約15分間隔で運行しているぎふ金華山ロープウェーがご利用いただけます。
ロープウェー料金 大人(片道)800円 小人(片道)400円 大人(往復)1300円 小人(往復)650円 (30名以上、団体割引有)
- 住所
- 岐阜市金華山天守閣18
- 電話番号
- 058-263-4853
- 営業時間
- 9:30~17:30(10月17日~3月15日までは16:30までの営業)
元旦のみ6:30~16:30※期間限定で夜間営業有 - 休業日
- 年中無休(ロープウェーについては定期点検がある場合があります)
長良川うかいミュージアム
長良川の鵜飼をわかりやすく
岐阜市を代表する伝統文化である“長良川の鵜飼”の価値を分かりやすく紹介・情報発信する場として通年営業を行い、例年5月11日から10月15日までと開催時期の限られている“長良川の鵜飼”について、オフシーズンにもその魅力を発信します。
世界でここだけの絵巻物型スクリーンで観る「ガイダンスシアター」の映像や、参加体験型展示など見どころが満載です。
オフシーズンの土曜日、日曜日、祝日には、鵜匠による鵜飼の実演と鵜飼の説明を実施します。
2024年8月1日に、長良川うかいミュージアムは12周年を迎えます!
7月3日(水)~9月23日(月)には、楽しい企画が盛りだくさんです!
- 住所
- 岐阜市長良51-2
- 電話番号
- 058-210-1555
- 営業時間
- 9:00~19:00(鵜飼シーズン:5/1から10/15まで)
9:00~17:00(鵜飼オフシーズン:1/4から4/30までと10/16~12/28まで) - 休業日
- 年末年始(12月29日~1月3日)
10月16日~翌4月30日/毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
ぎふ長良川の鵜飼
芭蕉やチャップリンも愛した幽玄な水面の舞
戦国のロマンを感じさせる金華山と山頂にそびえる岐阜城を背景に、漆黒の闇の中、赤々と燃える篝火を川面に映し、鵜匠と鵜が一体となって繰り広げる古典漁法「鵜飼」は、現在を忘れ千古の昔にタイムスリップしたような幽玄の世界へと誘います。
その歴史は古く、1300年以上前までさかのぼることができ、「鵜匠」という地位を与えた織田信長や、鮎鮨を好み江戸へ献上させた徳川家康など、時の権力者の保護を受けてきました。元和元年(1615年)、大阪夏の陣からの帰りに岐阜に滞在した家康、秀忠父子が鵜飼を観覧したと伝えられています。
多くの文化人にも愛され、松尾芭蕉は「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」という句を残したほか、名優チャールズ・チャップリンは2度鵜飼見物に訪れ、すばらしいと絶賛したと言われています。毎年5月11日~10月15日までの期間中、中秋の名月と増水時を除いて毎夜行われます。
- 住所
- 岐阜市湊町 1-2
- 電話番号
- 058-262-0104
- 営業時間
- 毎年5月11日~10月15日
- 休業日
- 期間中無休ただし、中秋の名月と増水時は休みまたは中止
ぎふ長良川温泉(宿泊)
清らかな水をたたえる長良川 心温まる温泉街
1300年の歴史を誇る「鵜飼」(毎年5/11~10/15開催)で有名な温泉地。
「観光経済新聞社 にっぽんの温泉100選」に5年連続で選ばれています。
鉄分やラドンを多く含む鉄泉で、銅色のにごり湯。中心を流れる清流・長良川は「名水100選」に選ばれています。
川沿いに並ぶ宿泊施設では「鮎料理」や地元の薬草を用いた「薬膳料理」が楽しめるほか、鵜飼と宿泊をセットにした「ぎふ長良川温泉鵜飼パック」も好評です。
- 住所
- 岐阜市長良福光2610-4
- 電話番号
- 058-297-2122
- 営業時間
- 営業時間:10:00~17:00(岐阜長良川温泉旅館協同組合)
- 休業日
- 休業日:土日祝日及び年末年始(岐阜長良川温泉旅館協同組合)
1組 刃物屋三秀 関刃物ミュージアム
関を代表する関刃物の老舗の刃物屋
体験型複合施設『関刃物ミュージアム』では、関の刃物づくりを通じて、岐阜県関市の魅力を、観て、感じて、楽しんでいただけます。
関市で作られる包丁や日本刀の製造工程を実物を使って展示しているほか、透明アクリルで囲われた日本刀鍛錬場を備え、室町時代から続く25代・26代藤原兼房刀匠による日本刀鍛冶鍛錬見学や参加者が大槌を持って鍛冶を体験(有料)することができます。また、持ち運びに便利なミニはさみの組み立てを体験できます。
また、隣接する直売所では、一般家庭用包丁や本職用包丁はもちろん、事務用・園芸用ハサミ、ツメ切りなど関市内メーカーのあらゆる刃物を直売価格で販売しています。卓越した伝統技法を今なお受け継ぎ材質・鍛造・切れ味にこだわった自社ブランド製品「関吉秀作」は、刃物屋三秀でしかお求めになれない商品です。
- 住所
- 関市小瀬950-1
- 電話番号
- 0575-28-5147
- 営業時間
- 8:30~17:30
- 休業日
- 年中無休
2組 美濃和紙の里会館
美濃和紙を実感し触れて体験する
美濃の里山で1300年前から漉かれ続けてきた美濃和紙の歴史や技術、和紙の素晴らしさや未来への可能性をさまざまな視点から紹介しています。
美濃和紙の歴史や技術、現代における和紙の展開と未来の可能性を紹介する常設展示室のほか、毎年毎年違った紙をテーマとしたユニークな企画展も行っています!!!
紙すきの実演見学や体験も出来るので職人技に触れることができます。また、自分で漉いた和紙にオリジナルの模様を付けることもできます。
1600年に起こった関ケ原の合戦の際、徳川家康公が軍勢を指揮するときに使用した「采配」は、美濃和紙で作られたと言われています。
合戦で勝利した家康公は、美濃和紙を縁起物として江戸幕府の御用紙としました。
- 住所
- 美濃市蕨生1851-3
- 電話番号
- 0575-34-8111
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、祝日の翌日
3組 清流長良川あゆパーク
漁業体験などを通じて、自然とふれあいながら楽しく学び・体験できる
◆NATURE/川・魚・山あゆパーク内の自然(川・魚・山など)とふれあいながら漁業体験(友釣り・鮎のつかみとり・川遊び・魚つかみなど)ができます。 体験等を通じて長良川の環境、生活、文化などについても学ぶことができます。
◆CRAFT/クラフト体験漁業体験のほかに、間伐材を利用した箸作りや竹串作りに椅子作り、ストーンアート、風鈴の絵付けなど、多種多様のクラフト体験ができます。
◆FOOD/食体験魚の塩焼きのほかに、飯ごう体験(鮎ごはん、豚汁)、燻製体験(魚、チーズ、肉)ができます。
◆RECREATION/レクリエーション鮎まつりイベントや冬期には雪合戦など楽しめます。
- 住所
- 郡上市白鳥町長滝420-10長滝地内(道の駅「白山文化の里長滝」隣接地)
- 電話番号
- 0575-85-2115
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 火曜日(当該火曜日が国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日(以下「休日」という。)である場合には、その翌日以降の最初の休日でない日)、1月1日及び12月31日
岐阜関ケ原古戦場記念館
新しい関ケ原の歴史がはじまる
慶長5年(1600)に関ケ原の戦いが繰り広げられた場所として有名な岐阜県関ケ原町。
令和2年10月に関ケ原の戦いの全てが理解できる、最新技術を結集した体験型の施設「岐阜関ケ原古戦場記念館」がオープンしました。
足元に移されるスクリーンの映像を見ることで、関ケ原の戦いを俯瞰して学ぶことのできる「グラウンド・ビジョン」、風や振動、光や音の演出が加わり、まるで関ケ原合戦に自分が参戦しているかのような体験ができる大迫力の「シアター」、関ケ原古戦場ならではの貴重な収蔵コレクションなど、見所がたくさんです。
本館の隣にある売店やレストラン・カフェ(伊吹庵)では、関ケ原にちなんだメニューやお土産を多く取りそろえています。
- 住所
- 不破郡関ケ原町894-55
- 電話番号
- 0584-47-6070
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休業日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12/29~1/3)