鬼の首塚
鬼人が眠る地
御嵩町の願興寺に残る寺記「大寺記」には、約800年前、現在の鬼岩(御嵩町次月・瑞浪市日吉地内)に関の太郎という鬼が住んでいたと伝えられており、近隣の村や町に降りては悪さをし、乱暴狼藉を極めたと言われています。
困り果てた町民たちは、神様や仏様の力を借りることにし、薬師如来の力で飛ぶことができなくなり、取り押さえられ討ち取られてしまいます。
しばらくすると急に重くなり、持てなくなってしまったため、仕方なくその場所に首を埋めて塚を作り、鬼の首塚としました。
現在でも首塚は残っており、地元の方々によって守られています。
また、関の太郎の住処であったと言われる鬼岩では福鬼伝説(退治された後、福鬼として蘇ったというお話)になぞらえ、毎年節分の時期に福鬼まつりが開催されています。
祭りでは鬼は福を呼ぶとされているため「鬼は内、福は内」という変わった掛け声で豆を撒きます。
基本情報
- 住所
- 〒505-0192 岐阜県可児郡御嵩町中
- 電話番号
- 0574-67-2111
- アクセス
- ・国道21号沿い(岐阜県可児郡御嵩町 中 地内)
・名鉄御嵩駅北西へより徒歩約15分
・名鉄御嵩口駅北へより徒歩約7分 - ウェブサイト
- 備考
- (注意)駐車場は、ありません。