弁慶杉
樹齢2500年、圧倒的な存在感
天平の昔、南都東大寺の良弁大僧正は普く仏法を広めんと諸国巡礼の途次、大船山を登山し、山の神のために法華経を読誦、一宇を設立しました。これを覚林坊といいます。そして、聖徳太子の御作、救世観音を安置し寺を大仙寺と号しました。
弁慶杉は、良弁の弟子の弁慶が植えたという一説もありますが、文治のころ、源義経主従が奥州下向の時に大船山に登山し本尊に祈願した際、弁慶が一文の願書を納め、杉の小枝を「この祈願むなしからずんば、この枝生い栄えよ」と折って地に指し、この枝が繁茂し今の弁慶杉となった、という説もあります。
また樹齢は、伝説により800年とされていましたが、その後の樹医の樹勢回復事業のとき2500年と診断されました。
基本情報
- 住所
- 〒509-7521 岐阜県恵那市上矢作町1307-1
- アクセス
- 恵那ICから車で45分程