大桑城跡 (古城山)
土岐氏最後の居館
金華山より北上すること約25分。山県市大桑地区は、天文4(1535)年、美濃国守護土岐氏が守護所をそれまでの枝広(岐阜市長良)からこの地に移した地です。標高407.5mの頂上には大桑城が築かれ、城下町も整えられ土岐氏の政治拠点として栄えました。遺構の様子から越前朝倉氏の居城一乗谷にならったとされ、出土物からも越前との関係が伺うことができます。
その後、斎藤道三との激戦の末に大桑城は落城し、美濃の国の乱世が始まりました。
大桑城跡があったこの古城山は、現在でも道中に石垣や曲輪跡を残し、山城であった様子を見ることができます。
古城山の山頂には地元住民らによってシンボルとして設置されたミニチュア大桑城があり、真正面に金華山、天候によっては伊勢湾や伊吹山、名古屋駅の高層ビル群なども望むことができます。条件によっては眼下に雲海が広がり、新たな絶景スポットでもあります。
大桑地区には現在でも当時の堀跡の遺構のほか、土岐氏とかかわりの深い寺社がありますので、美濃国守護土岐氏最後の拠点に立ってみてはいかがでしょうか。
《古城山コース》
古城山登山口から山頂まで約2.1kmあり、約60~90分で登れます。大桑城の遺構を見ながら、山頂を目指すことができます。
《はじかみコース》
はじかみ林道登山口から山頂まで約750mあり、約20~30分で登れます。
※どちらのコースも、途中に傾斜が急な所がありますので、運動靴や動きやすい服装でこまめな水分補給をしながらの登山をおすすめします。
◇山県市観光総合サイト「はじめての山県市めぐり」
[古城山紹介ページ] ⇒ https://www.kankou-gifuyamagata.jp/article/deatils/kojyozan
[大桑城跡紹介ページ] ⇒ https://www.kankou-gifuyamagata.jp/article/deatils/ogajyouato
◇「日本の朝日百選」の認定を受けました!
古城山(大桑城跡)山頂から眺める朝日の景色が、令和3年4月27日付けで「日本の朝日百選」(NPO法人日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会主催)の一つとして認定を受けました。
《日の出を山頂で眺める際には》
※日の出時刻は日々変化しますが、日の出時刻のおよそ30分前頃から空は明るくなり始めます。
その頃に「はじかみコース」から登り始めると、山頂に到着すると同時に日の出を眺めることができます(登山時間約30分と想定)。
※足元を照らす電灯のほか、水分補給や歩きやすい靴・服装など装備を整えて登ってください。
◇古城山(大桑城跡)御城印
また山県市では大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台となった山県市大桑にある大桑城跡の登頂記念として御城印の販売をしています。御城印は一枚一枚焼き目を付けた、一点ものとなります。山県市観光の記念にどうぞ。入手方法などの詳しい情報は下記リンクにてご覧ください。
⇒ https://www.kankou-gifu.jp/article/detail_144.html
◇大桑城跡調査について
令和2年度から国史跡指定を目指した調査を開始しています。
最新の調査状況報告は山県市HPの特集ページをご覧ください。
基本情報
- 住所
- 〒501-2101 岐阜県山県市大桑 古城山
- 電話番号
- 0581-22-6845
- 問い合わせ先
- 山県市教育委員会 生涯学習課
- アクセス
- 岐阜バス岐阜高富線岐北厚生病院前乗換ハーバス伊自良大桑線 幸報苑下車 徒歩7分で山麓。(日曜日は運休)旧登山道では山麓から60分、椿野はじかみ林道駐車場からは徒歩30分
関広見ICから山麓まで車で約21分 - 駐車場(大型バス)
- 山麓に5台
- 駐車場(普通自動車)
- 林道頂上15台、山麓50台
- ウェブサイト