御嵩城址
不落城伝説が語り継がれた山城、別名「霧隠城」
御嵩城には、権現山城と本陣山城の2つの城があり、築城年代は不詳ですが、小栗信濃守という武将の居城だったといわれています。
伝承によれば、金山城主森長可は権現山城に大軍をもってたびたび攻め込みましたが、権現様のお使いの白い大蛇が霧を出して阻み、攻略できなかったことから、「不落の霧隠城」と呼ばれていました。
ところが、小栗信濃守は城の守りを強固にするため、権現山より見晴らしがよく、防御に有利な西方の本陣山に、城を新しく築き移動しました。すると、これまで得られた権現山の大蛇の加護がなくなり、敵に攻められて落城したと伝えられています。
現在、権現山城址は、金峰ふれあいの森として整備されており、曲輪、土塁など当時の痕跡をわずかに確認することができます。
本陣山城址については、大規模造成工事などにより、旧状を止めなくなった部分もありますが、一部曲輪・堀等の遺構を確認することができます。
基本情報
- 住所
- 〒505-0116 岐阜県可児郡御嵩町御嵩付近
- 電話番号
- 0574-67-2111
- 問い合わせ先
- 御嵩町 まちづくり課
- ウェブサイト