城跡公園(太鼓櫓・下田歌子勉学所・知新館)(しろあとこうえん(たいこやぐら・しもだうたこべんがくじょ・ちしんかん))

岩村のシンボル

 岩村城跡の山麓の武家屋敷地約2haを利用し、歴史資料館、太鼓櫓、下田歌子勉学所、遊歩道を整備。自然をそのまま生かし、町民や観光客の皆さんに親しんでいただける公園です。


【太鼓櫓】

 江戸時代初期、時の藩主松平家乗(まつだいらいえのり)が、平和な時代になり城主が城の山頂に住む必要がなくなったとして、城の麓に藩主邸を造営しました。以後その場所は政治の中心として機能をはたす一方、『太鼓櫓(たいこやぐら)』が設けられ城下に時を知らせました。時を知らせる為の櫓は藩主と領民の心の絆となり、非常時にはそれを乱打して領民にそれを知らせたとも言われています。 


【下田歌子勉学所】

 明治から昭和にかけて日本の女子教育の先駆者であり、実践女子大学の創設者である 下田歌子(しもだうたこ) が勉学に勤しんだとされる勉強部屋(父の書斎)を復元した施設です。 歌子の家系は代々学者で藩校知新館の教授を務めていました。江戸期には女子は藩校で習い事が出来なかった為、 歌子は祖母から読み書きの手ほどきを受け、4歳で和歌を詠み、6歳で俳句・漢書を理解したと言われています。 


【知新館】

 岩村藩校・知新館は元禄15(1702)年に松平乗紀(まつだいらのりただ)によって創立されました。美濃においては最初の藩校で、全国的にみても藩学としては古く、10指に入るといわれています。創立当時2万石の小藩でありながら文教政策に重点をおき、有能な藩士の育成を図られていた点は注目に値します。知新館の知新とは孔子の論語の「温故知新」からとったもの。 城址公園には知新館の正門が移築されています。 

  • 城跡公園(太鼓櫓・下田歌子勉学所・知新館)
  • 太鼓櫓
  • 下田歌子勉学所
  • 知新館正門

基本情報

住所
〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町88番地
問い合わせ先
恵那市観光協会岩村支部 えなてらす
0573-43-3231
営業時間
常時開放
料金
無料
アクセス
明知鉄道「岩村駅」 より徒歩で約30分
中央自動車道「恵那IC」より、国道257号線で約20分
駐車場(普通自動車)
資料館前に無料駐車場がございます

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