春の中橋ライトアップ
飛騨高山の古い町並みを流れる宮川にかかる赤い橋「中橋」。その鮮やかな朱色は、川の流れにしだれる木々と伝統的な周囲の建物に溶け込み、高山のシンボルの一つとして親しまれています。4/1~5/25の間、この中橋が夜間ライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な姿を見ることができます。4/14を除く毎日、時間は18時半~21時半です。ぜひ足を運んでみてください。
春の夜を華やかに染める光の演出
中橋のライトアップは、季節の移ろいとともに異なる表情を見せるのが特徴です。
4月中旬~下旬: この時期は、中橋周辺の桜が見頃を迎えます。ライトアップされた桜は、夜の闇の中にふわりと浮かび上がり、その淡いピンク色が赤い中橋を優しく包み込みます。水面に映る桜と橋のコントラストは息をのむ美しさで、まるで絵画のような光景が広がります。そよ風に吹かれて舞い散る桜の花びらが、光に照らされながら川面を流れる様子は、言葉では言い表せないほどの風情があります。この時期は特に多くの観光客や地元の人々が訪れ、夜の散策を楽しむ姿が見られます。
5月: 新緑が目に鮮やかな5月。はかなげな桜花の時期とは様子が変わり、生き生きとした生命力あふれる光景となり、ライトアップの雰囲気が一変します。生き生きと緑に茂る木々がライトに照らされ、赤い中橋と深緑のコントラストは鮮やかで、春の息吹を感じさせてくれます。
ライトアップをより楽しむためのポイント
せっかく中橋のライトアップを訪れるなら、以下のポイントを参考に、より深くその魅力を堪能してみましょう。
時間帯を変えてみる: ライトアップは日没から22時まで行われますが、時間帯によって雰囲気が異なります。日没直後は空の色が残っており、抜群のシャッターチャンス。徐々に暗くなっていく中で橋や桜、新緑が浮かび上がってくる様子を楽しむことができます。完全に日が暮れた後は、光と影のコントラストがより際立ちます。撮影の際は三脚をお忘れなく。
様々な角度から眺める: 中橋の上からはもちろんのこと、宮川の両岸からもライトアップされた橋の姿を眺めてみましょう。特に、下流の筏橋から両岸を含めた光景が撮影にぴったりです。橋の歩道は狭いので、三脚を使う際は周囲に注意しましょう。
周辺の散策も楽しむ: 中橋のライトアップとともに、周辺の古い町並も散策してみましょう。夜の静けさの中で、格子戸のある家並みが黄色い灯火にぼんやりと浮かび上がり、昼間とは異なる落ち着いた雰囲気を味わえます。一部の飲食店は夜まで営業しており、そぞろ歩きを楽しみながら、高山の夜を満喫できます。
防寒対策をしっかりと: 4月や5月の夜は、まだ冷え込むことがあります。特に川沿いは気温が下がりやすいので、羽織るものを持参するなど、しっかりと防寒対策をしておきましょう。
高山の春の夜を彩る特別な時間
中橋のライトアップは、高山の春の夜を彩る特別なイベントです。昼間の賑わいとは異なる、静かで幻想的な雰囲気を楽しむことができます。桜の淡い光、新緑の鮮やかな緑、そして赤い中橋が織りなす美しいコントラストは、旅の思い出の1ページに刻まれることでしょう。
- エリア
- 飛騨
基本情報
- 住所
- 岐阜県
- 電話番号
- 0577-36-1011
- 問い合わせ先
- 飛騨・高山観光コンベンション協会
- アクセス
- 高山駅より徒歩10分
- 駐車場(普通自動車)
- なし