照蓮寺
浄土真宗の寺院では日本最古の建物
浄土真宗の寺院では、日本最古の建物といわれます。書院造りの本堂は永正年間(1,500年頃)の建物で、一本の大杉をもって建てられたと伝えられ、屋根のゆるやかな曲線は室町時代の建築美を代表しています。
かつては荘川村中野にあり中野御坊と呼ばれてきましたが、御母衣(みぼろ)ダムが建設されることになり、昭和33年~35年にかけて現在地に移築されました。
延宝6年(1678年)の棟札(むなふだ)や小屋束(こやづか)の墨書から、当時の流行であった本願寺式急勾配の屋根に改装されていたことが分かり、移築の際に創建当初の緩やかな屋根に復元されました。杉柾目(すぎまさめ)の柱に取られた大きな面、柱の上の美しい曲線を描く舟肘木(ふなひじき)、広縁内部の調和のとれた舞良戸(まいらど)と明障子など、仏壇構えの内陣と共に上品な雰囲気が漂います。
基本情報
- 住所
- 岐阜県高山市堀端町8
- 電話番号
- 0577-32-2052
- アクセス
- JR高山駅より徒歩20分
- 駐車場(大型バス)
- なし
- 駐車場(普通自動車)
- なし
- ウェブサイト
- 備考
本堂内拝観不可、ただし境内の写真撮影、見学は可