桶がわ祭り(こじき祭り)
『乞食(こじき)』が主役の奇祭
江戸時代から続く言い伝えによると…昔、この地域で飢饉が続いていた際、村に住み着いた乞食(こじき)に食べ物を分け与えたところ豊作に恵まれたことから、この乞食(こじき)が神様の使者だったのではないかと言い伝えられており、以降、豊作を願うお祭りとして現代まで語り継がれて来ました。
現在のお祭りは地域の若者が乞食(こじき)に扮し、この乞食(こじき)の前に桶に入った赤飯をひっくり返す『おこわかけ』という神事が行われます。乞食(こじき)の前に広げられた赤飯を食べると無病息災になるとも言われており、観衆の皆さんが赤飯を取り合う様子も見どころの一つになっています。
『桶がわ祭り』の由来は、赤飯を取り合う際に、激しい取り合いにより桶の底が壊れて、桶の側面(がわ)しか残らなかったことから来ているとも言われています。この地域では、お祭りが終わった後から稲作の準備に入るという伝統的なお祭りです。
基本情報
- 開催期間
- 毎年4月1日
- 開催場所
- 岐阜県加茂郡川辺町下麻生 縣神社
- 住所
- 〒509-0301 岐阜県加茂郡川辺町下麻生
- 電話番号
- 0574-53-7213
- ウェブサイト
- 備考
- 毎年4月1日に行われます