福束城跡 福満寺
南美濃の戦い! 丸毛兼利ゆかりの地 福束城
かつて舟運の拠点だった城跡、福満寺は、寛正元年(1459)に僧盛道の開基の真宗大谷派の寺院で本尊は阿弥陀如来です。
福満寺には、旧福束城を記録した「古版木」が残っています。
版木の図柄は、中央に福満寺の本堂を画き、左に丸毛兵庫頭の墓、右に鎮守佐々木大神宮、その上方に丸毛兵庫頭鉾塚城古跡と記し石垣が組まれています。
左に丸毛家が境内に城を築き、福束城跡は先祖菩堤の霊場になったと記しています。
慶長5年(1600年)、東軍 徳永寿昌、市橋長勝らは、西軍 丸毛兼利の福束城を攻め、両軍は大榑川(おおぐれがわ)で対峙したものの、東軍の夜襲で西軍が混乱して大垣城に敗走し落城しました。
福束城は、この戦いで廃城となり残っている資料としては、版木(福満寺の境内などの様子を桜の板に刻んだ絵図面)が福満寺に現存します。
この版木は、福束城にかかわる唯一の貴重な資料です。
基本情報
- 住所
- 岐阜県安八郡輪之内町福束928-1
- アクセス
- 【公共交通機関】・JR大垣駅南口から名阪近鉄バス・輪之内線を利用し約28分福束バス停下車、徒歩約11分(約0.9km)・JR東海道新幹線・岐阜羽島駅から輪之内町デマンドバス・輪之内羽島線を利用し輪之内文化会館まで約19分(乗換)名阪近鉄バス輪之内線 福束バス停まで約4分、徒歩約11分(約0.9km)【車】・名神高速道路 大垣ICから国道258号を南に約1.9m進み、横曽根3交差点を東へ福束大橋を渡り、福束大橋東詰交差点を北進約0.4km福万寺敷地内に案内板設置、約8分(約4.1km)
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