東美濃 - ニッポンのまんなか 美濃の東

東美濃地域は…日本のど真ん中、岐阜県美濃地方の東に位置する『東美濃』は、多治見市・中津川市・瑞浪市・恵那市・土岐市・可児市・御嵩町の6市1町からなる地域です。
中山道をはじめ江戸時代の風情が色濃く残る街並みや、地歌舞伎などの文化、陶磁器などの地場産業、戦国時代の面影を残す山城、さらに四季折々の美しい自然・食・モノなど魅力がいっぱい詰まった『東美濃』。隣接しあう各市町がそれぞれに特徴を持つため、多彩な色を楽しむことができます。

お知らせ

オススメ情報

中山道

江戸時代に整備された五街道のひとつである中山道は、江戸と京都を結ぶ重要な街道でした。街道には宿場が置かれ、岐阜県内には17、そのうち東美濃には8つの宿場が残ります。山間を通る街道では木々や渓谷に四季折々の自然の美しさがあり、宿場町には本陣跡、石畳、枡形、商家などが佇み、今なお当時の面影が色濃く残っています。

美濃焼

飛鳥時代以前から焼き物を作り続ける東美濃。戦国武将に好まれた桃山陶(志野・織部・瀬戸黒・黄瀬戸)は特にこの地を代表するものです。日用食器は約50%以上、施釉モザイクタイルは80%以上の国内シェア、インテリア、ピアスやネックレスなどのアクセサリーまで、様々な陶磁器製品を生み出しており、多くの陶芸家が活動しています。

地歌舞伎

江戸時代から続く歌舞伎は日本の伝統芸能としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。江戸時代にプロの役者に憧れた地方の人々は、自ら演じて楽しむようになったのが「地歌舞伎」の始まり。岐阜県は三大地歌舞伎の一つに数えられ、その中でも東美濃は特に盛んな地域。江戸時代から愛され続けてきた地歌舞伎をお楽しみください。

山城

「岐阜の宝もの」として認定される「東美濃の山城」。織田信長の家臣との縁深い3つの山城は、いずれも日本100名城・続日本100名城に選定された貴重な場所。そこには語り継がれる歴史や伝説、豊かな自然など多くの魅力がつまっています。そんなお城を攻める休日で、歴史や自然に触れれば、きっとあなたの何かが変わる。

エリア別情報

多治見市
永保寺

多治見市は、陶器に適した土・地形・燃料に恵まれた焼き物のまち。本町オリベストリートは陶器商のまち、市之倉とたかたおなだのオリベストリートは窯元のまち、笠原はタイルのまち。また和洋菓子店やカフェもたくさんあります。

中津川
中山道 馬籠宿

色とりどりの文化や自然、恵みあふれる中津川。中山道の宿場町、苗木城跡、付知峡など見どころ満載の観光スポットや、地歌舞伎などの伝統文化、栗きんとんや五平餅といった郷土グルメなど、魅力溢れる中津川へお出かけください。

瑞浪市
化石博物館

中山道沿線で東美濃の中間に位置し、地歌舞伎文化や陶磁器文化など東美濃地域東西の文化を兼ね揃えたまちです!瑞浪市は化石が多く産出されており、化石博物館や化石堀を行える化石の野外学習地が人気スポットです。

恵那市
恵那峡

愛知県と長野県の県境にあり、木曽川や矢作川が流れるなど、四季折々の姿を楽しむことができる自然豊かなまち。恵那峡、岩村城跡、日本大正村などの観光スポットと合わせて、五平餅や栗きんとん等のグルメをお楽しみください。

土岐市
美濃焼

伝統工芸品から日常使いの器まで、個性豊かな美濃焼が生まれるまち。産地ならではの窯元めぐりや陶芸体験に、旧街道や城跡、窯跡などの歴史的な見どころや、心と体を癒す温泉も。美濃焼のまちをのんびり巡ってみませんか?

可児市
かぐや姫の散歩道

岐阜県中南部、木曽川の南に位置し、悠然と流れる川や緑豊かな山々に囲まれた可児市。自然に恵まれた公園や歴史の面影が残る場所など美しい景観を楽しむことができます。穏やかに流れる時間と共に可児市を散策してみませんか?

御嵩町
大寺山願興寺

のどかな風景に囲まれ、中山道の文化が色濃く残るまち。国の重要文化財である24躰の仏像を所蔵する願興寺は、明智光秀の重臣「可児才蔵」が生まれ育ったとされています。ゆっくり散策して、歴史に思いを馳せてみませんか。

東美濃の山城
岐阜県では全国に通用するふるさとの自慢を「岐阜の宝もの」として認定しています。平成29年には「岩村城跡と岩村城下町」、「苗木城跡」、「美濃金山城跡」が「東美濃の山城」として「岐阜の宝もの」に加わりました。そこには語り継がれる歴史や伝説、豊かな自然など多くの魅力がつまっています。
「東美濃の山城」に触れる旅に出かけてみませんか?
岩村城跡と岩村城下町 苗木城跡 美濃金山城跡

日本一高い場所にある山城、別名「霧ケ城」 岩村城跡と岩村城下町

標高:717m
形式:梯郭式山城
築城:1185年
廃城:1873年
主な城主:遠山 景朝

霧に包まれる日も多く、別名「霧ケ城」と呼ばれ、日本三大山城の一つに数えられる名城。戦国時代には武田二十四将の秋山虎繁(信友)に攻められ、時の女城主おつやは城下の民を守るため、虎繁との婚姻を条件に開城した歴史があり、今も女城主をしのび、家々に女性の名前を記した“のれん”を掛け、「女城主の里 いわむら」として語り継いでいます。

みどころ!

岩村歴史資料館

岩村歴史資料館

享保3年岩村城絵図のほか、岩村城や岩村藩の関連史料を展示しています。

御殿門と太鼓櫓(ごてんもんとたいこやぐら)

御殿門と太鼓櫓(ごてんもんとたいこやぐら)

門と櫓は、「岩村城絵図」をもとにして平成2年に復元されました。横には移築された知新館の正門があります。

六段壁

六段壁

城の特徴である六段の壁。もとは段差のない高石垣でしたが、崩落を防ぐために各段に犬走りが設けられています。

本丸

本丸

本丸は江戸諸藩の府城の中でも最も高い標高717mに築かれていました。表門・裏門とも埋門で厳重な備え。天守はなく、二重の本丸櫓と納戸櫓、東西両側に多聞櫓、奥の一番高いところに本丸櫓がありました。

工芸の館 土佐屋

工芸の館 土佐屋

約260年前に染物業を営んでいた商家で、平成11年4月に「工芸の館 土佐屋」として観光できるようになりました。

江戸城下町の館 勝川家

江戸城下町の館 勝川家

江戸時代の商家で、屋号は「松屋」といいます。木造2階建てで書院・茶室・使用人部屋など、当時のままです。

アクセス

明知鉄道「岩村駅」から登城口(歴史資料館)まで徒歩約20分
登城口から本丸まで徒歩約25分
中央自動車道「恵那IC」から車で約25分
(出丸広場まで行けます。大型車除く)

霞ケ城との異名を持つ、木曽川河畔の岩山の城 苗木城跡

標高:432m
形式:山城
築城:1526年
廃城:1871年
主な城主:遠山 友政

苗木城は別名高森城・赤壁城・霞ケ城とも呼ばれ、江戸時代は苗木遠山家12代の居城として明治維新まで使われた山城です。巨岩の上に建てられた天守や懸造による建築など、全国的にも珍しいものでした。天守展望台からは日本百名山の恵那山や木曽川周辺、中津川市街地を一望でき、絶景スポットとしても人気です。

みどころ!

苗木遠山史料館

苗木遠山史料館

中世・戦国時代から明治時代初期までの文化遺産を保存・公開。苗木領と苗木城の貴重な資料を展示しています。

大矢倉(おおやぐら)

大矢倉(おおやぐら)

外観からは二層に見えますが、実際は三階建てだったと言われています。別名「御鳩部屋」とも呼ばれていました。

天守

天守展望台

天守は巨岩の上に懸造によって建てられ、三層となっていたようです。当時の柱穴を利用して、現在は展望台が設けられています。

天守展望台からの景色

天守展望台からの景色

天守展望台からは、日本百名山の恵那山や木曽川周辺、中津川市街地を一望でき、絶景スポットとしても人気です。

岩山に築かれた山城

岩山に築かれた山城

苗木城は険しい岩山に築かれており、建物や石垣は天然の巨岩を利用して構築されました。このような造りは全国でも大変珍しいものです。

雲海

雲海

苗木城の別名は「霞ヶ城」。晩秋の早朝などには木曽川から霧が立ち込め、幻想的な雰囲気を漂わせます。

アクセス

JR中央本線「中津川駅」から北恵那交通バス「苗木バス停」下車後徒歩約30分
中央自動車道「中津川IC」から車で約15分

東美濃支配の拠点となった森氏の居城 美濃金山城跡

標高:276m
形式:梯郭式山城
築城:1537年
廃城:1601年
主な城主:森 長可

標高276mの古城山に築城され、天守、本丸、二の丸、三の丸、各曲輪が配されていました。織田信長が美濃を攻略した後に、家臣の森家が城主となり東美濃の拠点として機能しました。関ケ原の合戦後に破城され、古城山への立入りが禁止となった経緯から、約400年前の石垣が当時の姿のまま残されており、戦国時代の雰囲気を肌で感じることができます。

みどころ!

破城の痕跡

破城の痕跡

破城の跡が、多く残っているのも美濃金山城跡の大きな特徴です。特に、三の丸跡には、崩れた石垣の痕跡が残っています。

三の丸北から見上げる連続した石垣

三の丸北から見上げる連続した石垣

城を見上げたときに、1段の大きな石垣に見えるように低い石垣が階段状に積まれています。築城技術がなく、高い石垣が積めなかった当時の工夫が見られます。

主郭からの展望

主郭からの展望

山頂の主郭からは、可児市が一望でき木曽川を辿ることもできます。

米蔵跡

米蔵跡

山麓の米蔵跡と伝わる場所に壮大な石垣があります。美濃金山城を訪れる者に接応する御殿があったと考えられます。

可児市観光交流館

可児市観光交流館

市内山城巡りの拠点施設及び観光案内所です。館内では、甲冑着付け体験やお土産の購入をすることができます。

戦国山城ミュージアム

戦国山城ミュージアム

美濃金山城跡をはじめとする市内の山城を紹介するとともに、兼山のまちに伝わる資料や美濃金山城の復元ジオラマなどを展示しています。

アクセス

JR太多線「可児駅」から車で約15分
東海環状自動車道「可児御嵩IC」から車で約10分

「東美濃の山城」旅行プランご紹介!!

可児市

プラン名
ガイドとめぐる 岐阜・可児 東美濃支配の拠点となった森氏の居城

以下の内容をお楽しみいただけます!

  • 案内ガイド(マップ付)
  • 御城印
  • 可児市戦国山城ミュージアム
  • 記念グッズ(美濃金山城クリアファイル)

↓プランのお申込みはコチラ↓

中津川市

プラン名
ガイドとめぐる 岐阜・中津川 巨岩に築かれた山城 苗木城跡

以下の内容をお楽しみいただけます!

  • 案内ガイド(マップ付)
  • 御城印
  • 苗木遠山史料館
  • 記念品

↓プランのお申込みはコチラ↓

恵那市

プラン名
ガイドとめぐる 岐阜・恵那 日本百名城・日本三大山城 岩村城跡

以下の内容をお楽しみいただけます!

  • 案内ガイド(マップ付)
  • 御城印
  • おとく~ぽん
  • 岩村歴史資料館

↓プランのお申込みはコチラ↓

お問い合わせ:東美濃歴史街道協議会「東美濃の山城」推進部会事務局(可児市観光交流課内)TEL:0574-62-1111(土日祝日を除く8:30~17:15)

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