いま、伊奈波神社界隈が熱い!「裏参道モール」誕生
- 透 千保
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昭和30年代以前に建てられた木造家屋がこの5年ほどで50軒以上取り壊され、住民の約3割が65歳以上となってしまったため、地元住民がまちづくり会社を設立。
古民家をリノベーションして新しいお店をオープンすることで、風情のある町並みを取り戻そうという取り組みが始まりました。
注目のお店をご紹介します。
天むす専門店「天ころりん」
◆天むす専門店「天ころりん」
2023年1月6日オープン。
プリプリしたエビと土鍋で丁寧に炊いたごはんが自慢のお店です。
お米には減農薬栽培された輪之内町のハツシモを使用し、土鍋でじっくりと炊き上げるため冷めてもおいしいと評判です。
また、関市の山田農場の卵を使った「こだわりしかない出汁巻」や「ねり天」「土鍋のおこげ揚げ煎餅」などの総菜も販売しています。
特に「天結び 白/750円(税込)」は、天むす5個にきのこの佃煮が添えられ人気です。
並んでようやく手に入れた天むすの、包みを開けた時に広がる香り!
店主の宮嶋三貴さんが姉妹で切り盛りしており、取り置き優先のため事前予約がおすすめです。
住所:岐阜市白木町19
営業時間:11:00~無くなり次第終了
定休日:火・水・木曜
駐車場:3台
TEL: 080-7657-3697
フォー専門店「pho gnu(フォーヌー)」
◆フォー専門店「pho gnu(フォーヌー)」
2023年3月21日オープン。
「フォー」はベトナムを代表する麺料理ですが、「pho gnu」はういろ専門店「長良ういろ」がプロデュースする米粉麺のフォーのお店です。
生麺にこだわり、ういろの原料である米粉を使用しているので、つるっとしていて食べやすく、しかもグルテンフリー!
「長良川フォー」「海鮮フォー」「飛騨牛フォー」の3種類があり、岐阜の食材をたっぷり使っています。
麺にはハツシモ、スープには飛騨牛、奥美濃古地鶏、地元野菜、長良川の鮎魚醤、隠し味に和菓子屋ならではの和三盆が使われ、ほんのり甘味があります。
「スープも飲み干せますよ」とマネージャーの浦瀬明香さん。
だしの旨みが効いていて美容と健康にもいいと聞き、私も最後の1滴までおいしくいただきました。
エスニックな味付けがお好みの方には、フライドオニオンなどの調味料も用意されています。デザートにういろも添えられていて、さすが!ういろ屋さんですね。
店内で「天ころりん」とつながっており、フォーを注文した方は、天むすも店内で味わえます。
住所:岐阜市白木町20
営業時間:10:00~15:00
定休日:火・水曜
駐車場:あり
TEL: 070-1640-1588
ビール醸造所兼バー「Tap Room YOROCA(ヨロカ)」
◆ビール醸造所兼バー「Tap Room YOROCA(ヨロカ)」
2022年3月26日参道沿いにオープンして約1年。常連客も増えてきました。
兼業醸造家の平塚 悟さんが一人でビール造りをしているナノブルワリーです。
岐阜の風景をイメージした、新鮮でフレッシュなクラフトビールが味わえます。
4種類の定番ビールがあり、「金華山エール」「鵜飼レッドエール」「夕日のIPA」「やながせホワイト」はどれも人気です。今年から時期限定の季節のビールも造られています。
専用の容器で持ち帰りもできるため、自宅やキャンプでできたてのビールを楽しむのもいいですね。
住所:岐阜市伊奈波通1-46
営業時間:金曜17:00~20:30、土・日曜13:00~20:30/ラストオーダー19:45
※変更の場合がありますので、事前にWEBサイトなどでご確認ください
伊奈波神社とまちづくり
伊奈波神社には初詣に行くイメージでしたが、界隈を散策すると、自然の豊かさや古き良き町の風景を見つめ直すことができました。
「株式会社岐阜まち家守(やもり)」は、地元住民や商店街の方々が協力しながら、古い建物に命を吹き込み、住みたい人、出店したい人をつなげています。
また、飲食店や雑貨店などが集まるマルシェ「ミライの参道まるけ」も開催され、活気を生みだしています。私も参加してみましたが、友人宅に遊びに行くような感覚で食事をしたりイベントを楽しむことができました。
このプロジェクトは、山本慎一郎社長をはじめとする、地元の人々の熱い思いから生まれました。今後も多くの人々がこのプロジェクトに賛同して、新しいお店が誕生することでしょう。
伊奈波神社へ行く際には、ぜひ裏参道にも足を運んでみてくださいね。