ぎふの旅ガイド

飛騨・美濃さくら33選にも選ばれている岐阜県の桜の名所の１つ、墨俣一夜城(すのまたいちやじょう)と犀川(さいかわ)堤の桜並木。

墨俣一夜城 (大垣市墨俣歴史資料館)は、豊臣秀吉が一晩で城を築いたとされる「一夜城伝説」が有名です。その墨俣一夜城の周りを流れる犀川の堤防沿いに、ソメイヨシノの桜並木が2kmにわたり続いています。

◆例年の見頃：3月下旬～4月上旬

◆住所：岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742-1

◆問い合わせ先：大垣市商工観光課（TEL 0584-81-4111）

【早朝の一夜城】

桜と墨俣一夜城が織り成す景観がとても美しく、毎年多くの花見客で賑わいます。日の出前後の時間帯は特にドラマチックな景色に出会えるかも！

【菜の花と桜の共演】

墨俣一夜城の堤防沿いから見ることができます。堤防道路は交通量が多いので歩く際は車に気を付けて路側帯(白線内)を歩いてください。

さい川さくら公園駐車場から墨俣一夜城址一帯は公園になっていて、芝生やベンチもあります。桜開花シーズンは、レジャーシートを敷いてお弁当を食べたりのんびりお花見ができます。

【さい川さくら公園駐車場】

犀川河川敷にある駐車場が利用できます。お城から駐車場までの堤防沿いも桜並木が続いています。

シーズン中はライトアップが実施されているので夜桜見物もオススメです。ライトアップされた墨俣一夜城を背景にした桜は必見です。

桜まつりやライトアップの詳細は、大垣市商工観光課のホームページをご確認ください。

松尾芭蕉ゆかりの地「奥の細道むすびの地」周辺の桜は「飛騨・美濃さくら33選」に選ばれた桜の名所です。

奥の細道の風景地として国の名勝に指定され、川沿いに「奥の細道むすびの地記念館」があります。朱塗りの住吉橋と桜のコラボがとても美しく、特に夜間ライトアップされた桜と朱い橋、舟の写真がSNS等で人気となり県外からも多くの方が訪れます。

また、桜の時期には舟に乗って桜を見上げる「水の都おおがき舟下り」も楽しめます。

◆例年の見頃：3月下旬〜4月上旬(夜間ライトアップも開催されます)

◆住所：岐阜県大垣市船町2

◆問い合わせ先：大垣観光協会（TEL 0584-77-1535）

【水の都おおがき舟下り】

桜のシーズンだけ見られる、川に枝下れるように咲く桜と舟下りの様子。

川の両側に咲く満開の桜が、水門川の素晴らしい景観を彩ります(川岸の遊歩道から撮影)。

【舟下りの途中にあるミニ滝】

「水の都おおがき」を流れる水門川。

川底の水草が見えるくらい、とても透明度が高く清んだ川でした。下から眺める桜も格別です。

【2022年 舟下りの様子】

水の都おおがき舟下りは、約30分かけて水門川1.1キロをゆっくり下ります。普段とは違う目線から水門川の景色や桜を楽しめるので、今年もまた乗船したいと思います！

(舟下りの舟上から撮影)

【ライトアップ】

【人気の撮影スポット】

「高橋　(たかはし)」と言う橋の歩道から撮影しています。広めの歩道ですが自転車や通行される方の邪魔にならないようご注意ください。

「枝垂れ桜の里」と呼ばれる高山市朝日町では、毎年4月中旬～5月上旬に各所でしだれ桜が見頃となり桜めぐりが楽しめます。

今回は、高山市朝日町枝垂れ桜ランキング

第1位 青屋地区 神明神社のしだれ桜

第2位 浅井地区 神明神社境内のしだれ桜

をご紹介いたします。毎年開花シーズンに合わせて、飛騨あさひ観光協会と地域の方々の協力のもとライトアップも行われています。

◆例年の見頃：4月中旬～5月上旬(年によって開花時期が変わる場合があります)

◆問い合わせ先：飛騨あさひ観光協会（TEL 0577-55-3777）

【青屋地区 神明神社のしだれ桜】

鳥居と境内の両脇にある美しい枝垂れ桜が有名な青屋地区神明神社。

地元の方の協力のもと、桜の開花シーズンに合わせて田んぼに水がはられます。その水田に映る枝垂れ桜の美しさは格別です。

◆住所：岐阜県高山市朝日町青屋1352

◆駐車場：一般車両10台程度

【篝火に照らされた桜】

地元の有志により行われている篝火(かがりび)。

篝火に照らされた桜がとっても幻想的でした(篝火の有無や日程は未定です)。

【浅井地区 神明神社のしだれ桜】

境内を覆い尽くすように咲き誇る巨木の枝垂れ桜。どこから見ても圧巻の美しさです。

◆住所：最寄施設 浅井公民館(岐阜県高山市朝日町浅井428-1）

◆駐車場：一般車両5台程度

【境内を包み込む桜】

近くで見るとより迫力があります！繊細な枝に重たいくらいに咲いた美しい桜の花。夜はライトアップにより桜が浮かび上がります。

朝日地区にはまだまだ見事な「しだれ桜の名所」があります。詳しくは飛騨あさひ桜めぐりのページをご確認ください。地元の方々により大切にされている、朝日町の枝垂れ桜をぜひ見に行ってみてください。

下呂市を代表する桜で樹齢約120年の巨木です。 桜を植えた人の名前から「岩太郎のしだれ桜」と名付けられました。

土手から道路を塞ぐかのように咲き誇る姿が印象的なしだれ桜です。

◆例年の見頃：4月中旬頃

◆住所：岐阜県下呂市萩原町四美

◆問い合わせ先：下呂市総合観光案内所（TEL 0576-25-4711）

【真下から見上げた桜】

岩太郎のしだれ桜は、土手から通行人に覆いかぶさるように咲くので、真下から桜を楽しむこともできます。

【雨の日に】

雨の日はしっとり感が増して桜の色がより濃く感じます。晴れた日とはまた違った美しさがありました。

【土手の上の桜】

土手の一番上に可愛らしくポツンとある桜も印象的でした。

下呂市萩原町には桜の名所が点在しているので、桜めぐりが満喫できます。詳しくはリンク先のページをご確認ください。

山桜、大山桜、江戸彼岸桜、染井吉野桜など　さまざまな種類の約1,500本の桜が一斉に咲き誇ります。桜の花が咲く様子を遠くから見るとまるで霞がかかったように見えるところから、「霞間ヶ渓（かまがたに）」と呼ばれるようになったそうです。

公園内を流れる川沿いの桜並木、さくら会館の立派なしだれ桜など見ごたえたっぷりです。

◆例年の見頃：3月中旬～4月上旬

◆住所：岐阜県揖斐郡池田町藤代地内

◆問い合わせ先：池田町役場建設部産業課（TEL 0585-45-3111）

◆駐車場：有り

【公園内を流れる川沿いの桜】

毎年多くのお花見客で賑わいます。川のせせらぎと草木の緑、桜の淡いピンクはまるで絵画のような美しさ。ぜひ川沿いを散策してみてくださいね！

【さくら会館のしだれ桜】

霞間ヶ渓さくら会館にあるしだれ桜。とても立派な巨木で綺麗です。

さくら会館は開館時間が決まっているので、詳しくは池田町観光情報のリンクをご確認ください。

【ライトアップ】

桜の開花シーズンに合わせて、公園の川沿いの桜やしだれ桜がライトアップされます。夜桜見物もオススメです。

夜景も有名なスポットなので一緒に楽しんでくださいね！

【霞間ヶ渓】

「霞間ヶ渓」の名前の由来通り、遠くから見ると山合にポツポツと咲く桜の花が霞のように見えます。昼も夜も楽しめるスポットなのでぜひ一度訪れてみてください。

岐阜県内の各地に有名な桜並木がありますが、今回は私の地元近くにあるちょっぴりローカルな桜並木をご紹介いたします。

【中須川千本桜】

安八町の中心を流れる「中須川」両岸に、3kmにわたって約1000本の桜が咲き誇ります。

◆例年の見頃：3月下旬～

◆住所：岐阜県安八郡安八町中須

◆問い合わせ先：安八町役場産業振興課（TEL 0584-64-7113）

◆駐車場：なし

【花田川桜ロード】

大野町「花田川」沿いに、ソメイヨシノやしだれ桜などの桜並木が続いています。

近くには「野古墳群(のこふんぐん)」もありそちらの一本桜も有名です。

◆例年の見頃：3月下旬～

◆住所：岐阜県揖斐郡大野町加納

◆問い合わせ先：大野町役場産業建設部まちづくり推進課（TEL 0585-34-1111）

記事をご覧いただきありがとうございます。少しでも皆さまのお花見や撮影の参考になれば嬉しいです。

花粉症が辛い季節ですが、毎年春の訪れを心待ちにしています。1年の中でも特に桜のシーズンが大好きです。