和ろうそくゆらり「三寺まいり」着物で巡る飛騨古川
- あすみん
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今回、私も和装して、町並み散策と三寺まいりへ!
映画の聖地やお花屋さん、薬草尽くしのお店、絶品りんご飴、三寺めぐり…気になるワードがいっぱいです!
飛騨の素材を使ったピアスやオリジナル酒ラベル作り体験で、オンリーワンのお土産を是非お持ち帰り下さい!
あの映画の聖地巡礼!飛騨古川駅 シャッターチャンスは20秒?!
映画「君の名は」聖地のひとつ飛騨古川駅の有名なアングル。
作中で2番線に停まっている列車を再現したくて調べた所、1日1本だけ停まる列車があると知りました(9時58分発)。
当日、案内所で「駅に隣接する跨線橋に撮影スポットとわかるように印がある」と教えていただきスタンバイ。赤い和傘をさし、素敵な風景の中に入り込みました。
そして雪景色の中の列車の旅も楽しそうだなぁ…と線路の先へ思いを馳せたのでした。
着物を着たら…生花で髪に彩りをプラス!
「着物に合わせて生花を髪に飾りたい」と思い、「花と雑貨の店 いたばし」にお邪魔して、髪飾りを作っていただきました(予算と色味を伝えるとスムーズです)。お店は三寺のひとつである「円光寺」や「千本ろうそく」設置場所のすぐ目の前。
珍しい生花やドライフラワー、雑貨などがセンス良く並ぶ明るい店内で、目も心も喜ぶ時間を過ごしました。
私の元へ来てくれた美しいお花にパワーをもらい、いざ町並み探索へ出発!
いい匂いに誘われて「福全寺蕎麦」へ…飛騨をぎゅぎゅっと「Hida Roll」(ヒダロール)
瀬戸川沿いを歩いていると出汁のいい香りが…。辿ってみると「福全寺蕎麦」からでした!
おススメを教えていただき、ご当地食材や飛騨牛を使用した「Hida Roll」(ヒダロール)、飛騨の薬草ヨモギを使った「ヨモギとろろ蕎麦」などをいただきました。
初めて食べた「Hida Roll」(ヒダロール)は、赤カブ、えごま等のポップな食感に、飛騨米の酢飯、飛騨牛の旨みがふわりと寄り添う新感覚の巻き寿司でした!
飛騨の匠文化館でクラフト体験!耳元にそっと「飛騨らしさ」を。
瀬戸川と白壁土蔵を一望できる和室にて、飛騨の木を使ったピアス作りを体験させていただきました(イヤリングに変更可能)。
モチーフは飛騨の森に住む仲間たち!鯉や雲形肘木(くもがたひじき)など飛騨古川らしさあふれる物も。
作り方はスタッフさんが丁寧に教えて下さるので、初心者でも安心です。
こちらでは他に、モビールやウインドチャイム作り(予約優先)、千鳥格子コースター作り(要予約)などの体験ができます。
オンリーワン!飛騨の山中和紙(さんちゅうわし)でオリジナル酒ラベル作り!
匠文化館から徒歩1分圏内にある飛騨古川まつり会館でオリジナル酒ラベル作り体験ができると聞き、是非にとお邪魔しました。
体験は、蒲酒造場と渡辺酒造店、どちらか好きな酒蔵の純米吟醸酒を選んで、マイラベルを貼り付け持ち帰るというもの。お酒好きにはたまりません。
作業スペースには、カラーペンや祭屋台のシンボルスタンプ等、豊富な材料が揃っています。
組合せは無限大!あなただけの特別なボトルを是非お土産に。
果汁あふれる!「ぜっぴんりんご飴」飛騨古川けさ丸りんご園
飛騨古川でけさ丸りんご園の「りんご飴」を初めて食べたのは、数年前の「狐火まつり」の夜でした。まつり広場で輝く「りんご飴」が目に留まり、浴衣に狐メイク姿でかぶりつき、衝撃を受けたのを覚えています。
その日から「ぜっぴんりんご飴」の虜になり、追っかけをする日々が始まりました。
三寺まいり当日は三寺めぐり朝市周辺で販売すると聞き、並んで無事ゲットしました!
例年りんご飴販売は9月頃~2月頃です。
薬草尽くしのカフェ「蕪水亭OHAKO」でひとやすみ
飛騨市が薬草に力を入れていると知ってから、ずっと気になっていた「OHAKO」。そしてずっと食べたかった「薬草ランチプレート」!
店主からすべての料理の説明や効能を聞き「これ食べたら血液サラサラかぁ!」などと考えながら、楽しく美味しくいただきました。
「苦いのかな?」などと薬草への勝手なイメージを膨らませていましたが、ただただ美味しくて身体にもいいなんて…リピート決定です!またお邪魔します。
江戸時代から脈々と受け継がれてきた伝統行事「三寺まいり」
午後4時、まつり広場にて点灯式が始まり、市長らの掲げる松明から2mの雪像ろうそくに火が灯されると、辺りは一気に幻想的な雰囲気に。
ここからは飛騨市観光課の齋藤さんの案内で三寺巡拝へ。
200年以上続く伝統行事「三寺まいり」。現在は恋愛成就の行事として有名ですが、宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲び、命日の前夜1月15日に、円光寺、真宗寺、本光寺の三寺を巡拝したことが始まりと言われています。
優しい揺らぎの「千本ろうそく」はすべて手作り「三嶋和ろうそく店」
昼間の景色とは打って変わり、揺らめくろうそくや灯篭の灯りが雪や白壁土蔵を染める瀬戸川沿い。
「千本ろうそく」の燭台が設置され、一本また一本と、祈りの数だけ和ろうそくに火が灯ります。
着飾った女性たちの祈りの傍で優しく手元を照らすのは、今も昔も全て手作り、三嶋和ろうそく店の紅白の和ろうそく。
時間と手間をかけてじっくり作り上げる、全国でも大変希少なろうそくで、風のない室内でも炎が揺らぐのが特徴です。
白いろうそく お願い参り、赤いろうそく お礼参り
「三寺まいり」当日、もしあなたが恋愛成就を願うなら白いろうそくを、願いが叶ったなら赤いろうそくを灯してください。赤いろうそくが多い年は幸せが多く生まれたと感じることができる、そんな素敵な習わしが飛騨にはあります。
今回「三寺まいり」に参加して、普段会いたくてもなかなか会えなかった友人や恩師と次々に再会でき、さすが伝統ある縁結びの行事だなと実感しました。
何百年先も、この伝統が続いていきますように。