岐阜のワークショップ第三弾!「枡工房ますや」で枡づくり体験
- ちゃんた
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枡の国内生産量シェア80%を誇る大垣市で、私たちは枡づくり体験に挑戦しました。
楽しかった体験の様子を紹介していきますので参考にしてくださいね。
枡(ます)とは?
「枡はお酒と豆を入れる容器」くらいの知識しかない私なので、枡づくりをする前に調べてみました。
・枡の歴史は千年以上
・穀物、油、酒などを量る道具として発展してきた
・現在の枡の規格を決めたのは豊臣秀吉(諸説ある)
・枡で日本酒を飲む文化は昭和40年代から
▼参照元はリンクより
枡の色々な使い方
「枡を作って何に使うの?」という方のために、使用方法について考えてみました。5つあるので紹介します。
1.日本酒を入れる。枡に使われている檜(ひのき)の香りが日本酒の風味を引き立てるんですよね!
2.豆まき。本格的な枡に入れた豆を撒くと、自分の中の悪いものを追い出せる気がします。
3."お菓子入れ"としていかがでしょうか?
4.観葉植物用のポットとしても可愛いですね。
5.上記のようにいろいろ使えるのでお土産として。
枡づくりに挑戦!
皆さんも枡に興味を持っていただけたでしょうか?
では、ヒノキが香る、表面が赤ちゃんの肌のように滑らかな枡を作っていきましょう。
体験場所の様子
今回の体験場所は、大垣市の「枡工房ますや」。枡づくり体験をする部屋は、たくさんの枡が並ぶ工場の中にあります。
体験スペースに入り、エプロンとバンダナを着用。私たちの前には既に工具などが並べられています。
手作り体験開始前は子供たちにとって緊張と期待が混ざる良い瞬間。みんな直立不動ですが怖い先生ではありませんよ。優しい女性の方でした。
パズルみたいに枠を組み立て
先生から工程などを説明してもらい作業開始。
これは枡の側面になる4枚の板です。これをパズルのように組み立てます。
まずは接合部に特殊なボンドを塗りましょう。
次は4枚の板を繋ぎ合わせましょう。
水が漏れる隙間もない寸法なので、木を繋ぎ合わせるには少しだけ力が要ります。
ほぼママの仕事なのに、三男は、まるで自分が繋ぎ合わせたかのような得意顔。楽しそうですね~。
仕上げにハンマーで叩き、4枚の板を一体化。
歪みのない正方形が素晴らしい。
楽しい作業に子供たちは職人気分
次は研磨作業。研磨紙の上で枡を動かしましょう。
木の表面がツルツルになって喜ぶ子供たち。
その場所に接着剤を塗り、底面の板を取り付けます。
枡が歪まないように専用の固定具を使うのですね。
市販品は底面に釘がありません。手作り体験では接着剤が乾く時間がないので釘で補強するそうです。
職人の世界には「見て学べ!」という言葉があるそうです。小さい子供にも、物作りを見せることで良い影響がありそうですね。
本物の風格。ですが、まだ完成ではありません。
赤ちゃんの肌のような肌触りに
電動カンナで全体的にツルツルにして角を取るのですが、安全面を考慮して先生がサポートしてくれました。カンナにかけた後の枡の表面は、赤ちゃんの肌みたいに滑らか!
最後に、記念の焼き印を押して完成です。手触り抜群、檜の香りも最高!
子供たちは、自分だけの枡が完成した瞬間にエアー豆まきを始めました(豆は入っておりません)。
こちらの工房へお邪魔してから枡が完成するまでは、ちょうど1時間でしたよ。
圧倒的なクオリティ!自分だけの枡が完成
オリジナル枡は、小さい子供は遊び道具に、もう少し大きい子供には作品として記念になります。父親の私は日本酒のお供として!
枡工房ますやでの「枡づくり体験」は、きっと皆さんにも満足していただけるでしょう!
店舗情報・予約方法
住所:岐阜県大垣市西外側町2丁目8番地
営業時間:9:00〜17:00(土日祝の体験は午前中のみ)
休日:不定休(年末年始・お盆はお休み)
電話:0584-78-5468(体験予約もこちらから)
体験料金:1名様/1,000円(税込)
※2名様以上からの受付となります
※体験日の10日前までに電話予約が必要です
※12月~1月は枡づくり体験がお休みです
駐車場:2~3台(工場敷地内スペース)
「飾る!」