一本桜から夜桜ライトアップまで!春の飛騨地方「桜の絶景」名所まとめ
- 土庄雄平
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今回は、そんな高山市をはじめとして、飛騨地方の桜名所を厳選してご紹介します。一本桜から桜並木、そして夜桜ライトアップまで、見応えのある絶景に出会えますよ。
樹齢1100年を超えの大樹。飛騨一ノ宮の「臥龍桜」
飛騨の桜の代名詞といえば、飛騨一ノ宮に位置する「臥龍桜(がりゅうざくら)」でしょう。
かつて台風により枯死の危機に瀕しましたが、地元の人たちの手で守られ、現在は二本で一対の樹形をなし、見事に枝いっぱい咲き誇っています。
樹齢は1100年を超え、まさに自然の生命力を感じられる古樹です。
名前の由来は、まるで龍が地に臥しているように見える外観から。ダイナミックに座るエドヒガンザクラは、壮麗な趣です。
透き通った青空とのコントラストが爽やか。この木が辿ってきた歴史へ思いを馳せながら、のどかで気持ちの良い、春の風情を満喫してみてくださいね。
<臥龍桜の基本情報>
住所:岐阜県高山市一之宮町275-1
アクセス:高山市街から宮川沿いの駐車場まで車で約15分、駐車場から臥龍桜まで徒歩約10分(飛騨一ノ宮駅構内を通過)
見頃:4月上旬〜中旬
高山市街から車で約20分!穴場な「飛騨あさひ桜めぐり」
高山市街の南東に位置する朝日町。日本の原風景といえる、どこか懐かしい田園と日本家屋が並ぶこの場所で、近年しだれ桜のライトアップが有名になっています。
車で数分圏内に、ライトアップが施されるスポットが点在するため、夜桜めぐりを楽しむことが可能です。中でも特に見応えがあるのが、二つの神明神社。
浅井地区・神明神社では、お堂に覆いかぶさるような、飛騨あさひ最大級のしだれ桜。一方で、青屋地区・神明神社では、水田へ映り込む夜桜の水鏡。
静寂な夜闇の中、思わず息を呑む、幻想的な桜の絶景に出会えます。写真好きの方はぜひ、三脚とカメラを持参して巡ってみてはいかがでしょうか?
<浅井地区・神明神社の基本情報>
住所:岐阜県高山市朝日町浅井
アクセス:高山市街から車で約25分
見頃:4月中旬〜下旬(ライトアップ時期は、飛騨あさひ観光協会のHPご参照)
<青屋地区・神明神社の基本情報>
住所:岐阜県高山市朝日町青屋1352
アクセス:高山市街から車で約25分
見頃:4月中旬〜下旬(ライトアップ時期は、飛騨あさひ観光協会のHPご参照)
桜の隠れ里。飛騨神岡の桜①〜坂巻公園・山田川桜並木〜
高山市街から車で約45分の場所に位置する、飛騨市神岡町。かつて鉱山経営で繁栄した小さな町ですが、実はたくさんの桜名所を有していることは、それほど知られていないのではないでしょうか?
例えば、町民憩いの場である「坂巻公園」。野球場を一周するようにソメイヨシノ並木が咲き誇ります。桜の間から覗く、透き通った空との対比が堪りません。
<坂巻公園の基本情報>
住所:岐阜県飛騨市神岡町殿
アクセス:高山市街から車で約45分
見頃:4月上旬〜中旬
また神岡の中心部にある「山田川桜並木」もオススメ。川へと枝垂れるような桜と、キラキラと太陽光で輝くせせらぎが、絶妙なコラボレーションを見せてくれます。
周囲には駐車場がないため、公民館の駐車場へ止めて、ぜひゆったりと散策を楽しんでみてください!
<山田川桜並木の基本情報>
住所:岐阜県飛騨市神岡町船津
アクセス:高山市街から飛騨市神岡町公民館の駐車場まで車で約40分、山田川桜並木まで徒歩で約10分
見頃:4月上旬〜中旬
飛騨神岡の桜②〜Gattan Go!!とカフェ「ICHI MARU ICHI」〜
近年、廃線跡を活用したレジャーアクティビティとして有名になった飛騨神岡の「レールマウンテンバイク Gattan Go!!」。いつか利用してみたいと思っている方も、多いのではないでしょうか?
実はこのうち、まちなかコースの出発駅となる「奥飛騨温泉口駅」も、地元ではよく知られた桜名所。1年のうち、3月末〜4月中旬の時期には、桜並木を横目に廃線サイクリングが楽しめます。
<レールマウンテンバイク Gattan Go!!奥飛騨温泉口駅の基本情報>
住所:岐阜県飛騨市神岡町1327-2
アクセス:高山市街から車で約45分
見頃:4月上旬〜中旬
そしてサイクリング後は、隣接する古民家カフェ「ICHI MARU ICHI」に立ち寄って、桜の時期ならではのメニューでホッと一息。
趣ある古民家の中から、桜を愛でながら、特製のドリンクとこだわりのスイーツがいただけます。春の飛騨神岡の王道コースです。
<ICHI MARU ICHIの基本情報>
住所:岐阜県飛騨市神岡町東雲325番地2
営業時間:平日は11時〜16時、土日祝日は11時〜17時
定休日:火曜日・水曜日
アクセス:高山市街から車で約45分
見頃:4月上旬〜中旬
飛騨の桜の風景といえば。高山「中橋の桜」
最後にご紹介したいのは、飛騨の桜名所として欠かせない高山市街の「中橋」。高山陣屋の近く、風光明媚な宮川に架かっている、高山の象徴と言える橋です。
ソメイヨシノが橋に添えられるように咲き、高山へ春の訪れを知らせてくれます。着物姿で写真撮影をすれば、飛騨の小京都ならではの奥ゆかしさも満喫できるはず。
そんな「中橋の桜」ですが、特にオススメしたいのが夜間のライトアップです。
交互に並んだ桜とヤナギが、宮川の水面に映り込む光景は、思わず見惚れてしまう美しさ。高山市街のホテルへ宿泊して、ぜひ夜に散策を楽しんでみてください。
4月の高山はかなり冷え込むので、ダウンジャケット等、防寒対策は必須です。
<中橋の桜の基本情報>
住所:岐阜県高山市川原町49
アクセス:高山市街から徒歩すぐ
見頃:4月上旬〜中旬(ライトアップ時期は、飛騨高山観光公式サイトご参照)
美しい桜の絶景を求めて、春の飛騨へ旅に出よう!
いかがでしたでしょうか?今回は筆者オススメの、飛騨地方が誇る「桜の名所」をご紹介しました。一本桜から夜桜ライトアップまで、見応えがある絶景ばかり。
ぜひ家族や恋人など、大切な人たちとの素晴らしい時間を、春の飛騨で過ごしてみませんか?